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ポルシェの車種紹介

PORSCHE 924


924画像1

・・世界最速FR誕生・・

1977年それまで生産された914シリーズが販売不振のまま終わりを告げ、4人乗りのスポーツカーを世に送り出した。

それが、この968までジオメトリーを維持し続けポルシェ社を支えつづけた名品924である。

VW社との協力関係は続いているがオイルショックなどの外的要因もあり経営不振。そこでこの924はアウディの工場でその生産を始める。エンジンもアウディ100のエンジンを改良し搭載した経緯がある。

924シャシー先代914のミッドシップを廃止FRレイアウトを採用。4人を乗車させコンパクトでスポーツ走行も可能にさせる為、当時としては画期的なトランスアクスル形式(ミッションをリヤに搭載)させ前後重量配分を理想化している。(今でもコストがかかるためこのレイアウトの採用は少ない)

斬新なトランスアクスル方式

スポーツカーの理想的な配置として、採用した。





特筆すべきことが2つある。 一つは1970年にホットモデルのTurboが追加されたこと。

排気量は2000ccながら150馬力を誇り、翌年160馬力までスープアップされた。インテリアに白黒のチェッカーフラッグを模した姿はカッコイイが目がチカチカする配色をしていた。

924カレラGTそして特筆その2として、この924が本気で作られた証拠がある。カレラの存在である。 924カレラGTという超過激バージョンは80年のルマンに出場するため 320馬力をデチューンしホモロゲとして210馬力の市販バージョンを400台を販売した。

カレラGTR

エクステリアはこの後の944の基礎となったブリスターフェンダーが採用され結局81年までにGTは進化して GTS→GTRと名前を変更し、GTRは375馬力を発揮 その実力は世界一速い FR マシンとしてニュルの記録を更新し ルマンで総合12位入賞の快挙を成し遂げた。




924車内
924のインテリア

-------------初期のエンジン仕様----------------

エンジン形式:XF型 水冷直列4気筒SOHC

ボア・ストローク:φ86.5×84.4mm

総排気量:1984cc

燃料供給:Kジェトロニック

圧縮比:8.0:1

パワー:100HP/5500rpm

トルク:15.6Kg-m/3000rpm